製品情報

無酸素銅
銅を99.96％以上含む高純度の銅条。
電気、熱伝導性、加工性、耐食性に優れ、電気系統やバスバー、電子機器に用いられる。含有酸素量が0.001％以下なので、水素脆性がありません。

タフピッチ銅
銅を99.90％以上、酸素が0.02～0.05％を含む純銅条。
電気、熱伝導性、加工性、耐食性に優れている。注意点は、水素脆化です。空気中の水素を含む気体と銅中の酸素が結びつき、圧力が発生するため、材料に亀裂が生じます。

リン脱酸銅
銅99.9％以上、リン0.015～0.040％を含む純銅。
リンで脱酸しているので、水素脆化もなく、耐食性、加工性に優れており、リンが含まれているためタフピッチ銅に比べ導電性は低くなります。

黄銅とは銅と亜鉛の合金を言いますが、別にしんちゅう（真鍮）ともいわれます。亜鉛の含有量により、材料特性が変わります。
C2600（黄銅一種）、C2680（黄銅二種）
銅と亜鉛の比率が70：30、65：35の黄銅となります。銅の割合が高く、絞り加工性が良く、めっき性にも優れています。
C2801（黄銅三種）
銅と亜鉛の比率が60：40の黄銅となります。冷間加工性は劣りますが、熱間加工性や強度に優れており、展延性も良好となります。

当社内でスリット加工を行っております。